スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

AVIOT Openpiece M (TE-M1)の交換とケースカバーの自作

  先日購入したAVIOT Openpiece M(TE-M1)は初期不良だったため、ファームウェアのバージョンアップも様々な設定変更もアプリケーションから行えなかったため、届いた当日にすぐさま公式アプリから交換依頼をお願いしました。 だいたい2から3営業日を目処に発送されると記載されていましたが、手元に交換品が届いたのは連絡した日を入れて4営業日です。これはかなり早い対応なんだと思います。 交換品がとりあえず正常に動作することを確認し、動作不良の製品は返品することになっていましたので、梱包して同梱されていた着払いの宅配便伝票を貼って送ることにします。 感謝の意を込めて、いただいたメッセージカードの裏にお礼を書いて入れました。 左が交換で届いた製品 写真左が交換のために届いた製品、右が不具合を抱えていた製品です。 そういえばユーザー登録をしていなかったので、後で行っておきましょう。 で、今回手元に届いた製品は無事にファームウェアアップデートができました。 その時間はLinkBudsとは比べ物にならないくらい早く、10分もかからなかったのでは... まぁ、ユーザー数も違うんでしょうけど、搭載している機能も違いますので、この辺は今後どうなっていくのか見守っていくことに... 動作不良を抱えていた製品では、アプリケーションでまともに設定変更もできない状態でしたので、早速イコライザーで設定を変えたり、音漏れ抑制機能などを試してみました。 最初に届いた不具合を抱えた製品とは音質も明らかに違うようです。 音が聞こえやすい製品なのは元々感じてはいたのですが、音質は普通の部類に入るのではないかと思います。LinkBudsと比べると明らかに落ちますが、結構聞きやすい音質です。 ◆ イコライザー機能 あらかじめ決められたイコライザーの設定変更は行えませんが、カスタマイズできるボタンが2つあり、ここで好きな設定に変更して登録することで、後で呼び出すことが可能になっています。 このあたりはLinkBudsも同じような感じですので、他の製品もそうなのかも知れません。他にアプリケーション経由で設定変更が可能な製品を持っていないので、多分そうなんだろうとしか... ◆ 音漏れ抑制機能 次に、音漏れ抑制機能を試してみます。 アプリケーションのメイン画面に音漏れ抑制機能のボタンがあるのですが、これ
最近の投稿

RIYO ワイヤレス ヘッドセット BH58

  RIYOワイヤレスヘッドセット 在宅ワークが多くなり、私の勤め先は今後もしばらくその流れに変わりはなそうなことから、2021年の冬頃から中・低価格帯のヘッドセットを数多く買っては試しの繰り返しをしてきました。 その中ではコンデンサマイクも使いましたし、ANC搭載のオーバーイヤーヘッドセットや、オープンイヤーヘッドセット、骨伝導など様々な物がありました。 で最終的に何が残ったかというと、結構オーソドックスな答えになってしまいますが、オンイヤー&マイクブーム付きのヘッドセットに戻ってきました。  このBlogはほとんど独り言です。というかBlogって情報発信していようがそうでなかろうが、基本的には独り言だと思っています。それにここはほとんど読者いませんしねぇ。 だからと言う訳ではありませんが...  緊急事態宣言の後オフィスを移転しました。それも大幅に座席を減らしつつ固定席からその多くをフリーデスクに...それにプラスして在宅可能な場合はある一定以上オフィスに出てくれば基本的に在宅可能なら在宅でヨロシクね!みたいに勤め先のポリシーがシフトしました。 それに合わせて在宅ワークに必要な何らかの機材が貸与(支給?)されました。  その機材の選択肢の中に、オンイヤー&マイクブーム付きヘッドセットが含まれていたのです。 当初、このマイクブーム付きヘッドセットもBluetooth接続のある有名な製品(私も自腹で買おうと検討していました)が検討されていたのですが、情弱な社員には難しいのではないか、接続・設定時の音声メッセージが英語しかなかったことなどから、「誰でも安定して使えるであろう有線接続の製品」になったのです。 有線接続とはいえ、製品の選択を行なったのは私の元上司で在宅環境の意見では、比較的私と同じようなポリシーを持っていましたので、メーカーも信頼でき、そこそこ性能の良い製品が選択肢に入っていました。 音もマイクも次第点以上だと思います。しかし悲しいかな有線接続なので在宅ワークの環境で「 私は 有線接続は使いたくないタイプ」だったのです。 まず、有線だと接続が安定しますが、ケーブルがあると会議の途中でトイレに行きたくなると困りますし、そうでなくてもケーブルがあることによって色々煩わしいです。 ケーブルが擦れる音も気になります。(別に会議が長い訳ではありません) しかし皆同じ

AVIOT Openpiece M (TE-M1)を購入

 これまで ambie (AM-TW01) と LinkBuds(WF-L900) の他、いろんなオープンイヤーヘッドセットを買って使ってきましたが、 ambie(AM-TW01) は私の耳の形に合わないのか、装着しずらいうえにマスクの装・脱着の際に引っかかるため面倒くさくなり、仕方なく手放し(売り飛ばし)ました。決して嫌いになった訳ではないのですが...出番がないので仕方なく。 AVIOT Openpiece M (TE-M1) 実はその他にも手放したモノがあり、それらの売却益をあわせて以前から少し気になっていたヘッドセットを2製品購入しました。 今回はそのうちのひとつ、 AVIOT Openpiece M(TE-M1) を数日使用してみた感想を... ケースに本体を収納 パッケージ(箱など)はambieやSONYなどの先行しているメーカー方が簡素化しているのにしっかりとデザインが行き届いているような気がします。このあたり AVIOT さんもそのうち追随してくださると良いですよね。期待しています。 手持ちの LinkBuds(WF-L900) と並べてみました。横幅はほぼ同じですが、奥行きは本体の全長が関係していることからか AVIOT Openpiece M(TE-M1) の方が大きいことがわかります。実はこの部分が装着した際に大きく関係してくるのは後から気が付くのですが... AVIOT Openpiece M (TE-M1) と LinkBuds(WF-L900) の本体を両方取り出してみたところです。 これまで黒っぽい製品を使うことが多かったのですが、暗い道で落とした時のことを考えて、今回は白っぽい製品を購入しました。 そもそもことの発端は、COVID-19の影響で緊急事態宣言が発令され、在宅ワークを余儀なくされた後に運動不足になったことからメチャメチャ体力が落ち、仕方なく近所を散歩を始めたところにあります。 その散歩も最初の頃は渋々と言った感じで短距離だったのですが、昨年末頃から歩く距離をのばしたところ、みるみるうちに体重が落ちてポッこり出ていたお腹も引っ込み出し、コースも色々試しながら歩いていたら体力も戻りだして歩くという行為も少し楽しくなってきたのです。 ただ歩くだけなのは性に合わないため、基本的に歩いている時にはヘッドフォンを通じてPodcastや

宇江佐真理 著 うめ婆行状記

  奇をてらうことなく、地に足をつけて、ありふれた日常の中から人情の機微を掬い取るようにして小説を紡いでいたと評される宇江佐真理センセの未完の作品です。 町奉行所の役人だった夫がポックリと逝き、それまでひとり思い描いていたひとり暮らしをはじめたのは良いものの、穏やかな日を送る暇もなく日々何かの騒動に巻き込まれて追い続ける主人公「うめ婆」を書き綴ったものです。 残念ながら、完結に限りなく近いところで途切れてしまっている。 闘病生活の中、連載途中であったものの書き続けることができなくなったのだろう。 いろんな作家の方の書籍を読んでいると、執筆途中でお亡くなりになられた方の作品に出逢う事がある。 好きになって読み続けていた方の作品が未完のままで出版されるのは、一行でも良いから読みたい読者としては非常に喜ばしい部分もある。 しかし終わりまで読み終えないうちに途切れてしまった最後の一文字を見た瞬間、悲しみや悔しさが覆い被さってくる。 その方の新作を永遠に読めないと言う事だけでなく、最後まで書ききれなかった作者の想い、いや私自身最後まで永遠に結末を読むことのできないということに悶々とするのだと思う。

上田秀人 著 勘定侍 柳生真剣勝負(四)

 柳生の殿様が手をつけた女性の子供は超一流の大阪商人に育った。 柳生家が大名になったは良いが、金勘定ができず借金まみれの侍世帯を立て直すべく無理やり呼び出された主人公「一夜」が活躍する物語。 この方の物語に出てくる登場人物は、どれもハラがあって怖い…読む人によっては人嫌いになりそうな気がします。 しかし都会に生まれ育ちそれが当たり前の方、または田舎から転勤で都会に出てきて他人を押し除けてまで出世したいというような人物を見ていると、今も昔も人の考えることは同じだな、そんな感じがするのは気のせいでしょうか。 その辺りを割り切って、またそのような作品なのだと分かってくると面白い作品です。 決して悪い意味ではなく、作品としてはとても面白いという意味で。

佐伯泰英 著 一人二役 吉原裏同心 38

  2022年10月、ようやく発売された吉原裏同心の最新刊です。 シリーズ開始当初は裏同心として活躍した主人公も、吉原の元締めのような立場になってしまい四苦八苦しているところは、どこかサラリーマンのシリーズ物のアレを思い起こさせてしまいます。まあ、その姿も現代のサラリーマンにはウケるのかもしれませんが、斜めに構えてしまう私は「やはりナカの人材ではダメなのか」などと思ってしまったり... 他の作品はどれも完結したり、終わりに向けて走り出しているのに、この作品だけは佐伯センセの身体が動かなくなるまで書いていくぞ?!的な感じを受けますが、もしかするとこの作品を中心に、他は短編や読切になっていくのかも... 作品自体はとても面白いと思っていますが、楽しむだけの目を持たなくなってしまった自分に若干の苛立ちを覚える今日この頃です。

宇江佐真理 著 桜花(さくら)を見た

  北海道出身・在住だった宇江佐真理先生の作品です。 すでにお亡くなりになられていますが、残された作品はどれも面白いだけでなく、どこかに故郷である北海道を散りばめて慈愛に満ち溢れる作品ばかりです。 この作品は短編集ではありますが、どれも面白いものばかりで、その多くは当時の文化や故郷の歴史を紡いだものですが、史実をベースにしているにしてもその創作力は凄いの一言に尽きます。 葛飾北斎の娘、お栄を題材にした「酔いもせず」は他にも幾人かこの方を中心に書いた作品がありますが、その心情が生々しく描かれており創作とはいうものの、惹き込まれます。 松前藩の歴史を紡いだものもあり、その中に蠣崎将監広年の視点を中心に記された物語があります。この頃の松前藩を題材にした作品は、数多くの小説家により取り上げられており、それぞれの作家による視点で記されています。私の知る非常に狭い範囲ではありますが、蠣崎将監広年という人物像に関しては皆さん松前への帰藩に関し自身の描いた絵を通じて尽力された方という点、それで尚且つ好人物であるという点が共通しているようです。 その他、この短編集の冒頭につは遠山の金さんが放蕩していた際にできた息子を描いた作品があります。 いやどれもみな人の心にある慈愛や希望、そして葛藤が巧みに表現されており、短編とは思えない重さが感じられます。 巻末は、蠣崎将監広年が生きた同じ頃の松前を別の人物の視点から記した作品、シクシビリカ。 これは同じ時代を生きた冒険家である最上徳内の目を通した物語です。描かれる人の視点によって、さまざまな角度からだけでなくその時代の事情や愛憎、希望などを描く宇江佐真理先生はやはり凄い方です。 もっと長く生きて素敵な作品を世に送り出していただきたかったですねぇ。