便利だけど一抹の不安も… |
結局100冊近い本を引き取って頂く事ができたのですが、小さな本棚はまだ2/3以上埋まったままです。(床に積んだ本は無くなりましたが…)
残りは少しずつ整理していく事にするとして、 今後は極力小説については電子書籍を購入して行く方向で我が家は舵を切る事にしました。(今さらかよって言われそうですが…)
その後押しをしてくれたのが先日発売されたiPad(3rd)と紀伊国屋書店の電子書籍アプリ"Kinoppy"です。
私個人としては、e Pub(Text)をベースにしているiBooksやi文庫系で読める方が好みなのですが、いかんせん日本国内でこの2つをリーダーとしている書籍はほとんど発売されていないため、どの書籍アプリ(というか仕組みですが)が使いやすいのか、随分悩みました。
最終的には読みたい書籍が販売されている仕組みを、それなりに併用して使っていく事になるのでしょうが、今回はとりあえず…。
この仕組み"Kinoppy"は、紀伊国屋書店が展開しているものです。
このBlogを叩いている2012/04/2現在、Mac/Linuxは非対応とは言うものの、デバイスをほぼ選ばない点が非常に魅力的で、利用端末数もウチの家庭内であれば不自由しそうもありません。
小説などの文字系の書籍に限ると、我が家は結構親子で同じ本を読む傾向があるため、複数デバイスでの利用に制限が少ないこの仕組みは、非常に助かります。
おまけに、iPadで買った本がiPhoneへ自動的に落ちてくれますし、しおりなどの機能も3G環境・Wi-Fiどちらでも繋がりさえすれば、自動で同期してくれます。
仕事柄職場へiPadを持ち込むワケにもいかないため、iPadを使用して自宅で途中まで読んで、職場ではiPhoneで続きを読む事が出来るのはナカナカです。
将来、小型iPad(が出れば)やAndroidタブレットなど、7インチ程度のタブレットを持ち出し用に購入した場合、もっと使い勝手は広がるのではないかと思います。
ただ、一抹の不安も…
そのひとつが"Kindle"の存在です。
角川グループを中心とした出版社がKindleと手を結んだ報道がありましたが、これが広がる事によって紀伊国屋のこの仕組みが、どう舵をきるのか、そして購入した電子書籍はどうなってゆくのか…
紙媒体であれば、とりあえず買ってしまえば書店や出版社が無くなっても"モノ"は手元に残り、何度でも読み返す事ができます。
しかし縛りの多い現在のサービスが立ち行かなくなった時、データをいつまで使い続ける事が出来るのか…
良からぬ事で流通を阻害する輩が居なければ、多分iBooksやi文庫などで読めるカタチの書籍が出回り、様々な流行があろうともテキストや画像として購入した書籍Dataは色んな縛りを気にせずに、いつまでも残す事が出来るのに…
この流れは、しばらく追って行く必要がりそうですねえ…。
しかし電子系、特にIT系の技術書やプログラミング系の雑誌が、未だに電子化を出さないのは如何なモンでしょうねえ…。
技術書こそ電子に振って欲しいなあ…。
コメント
コメントを投稿