気がつくと30年以上前に出逢った曲を今も気に入って聴いている自分がいる。
そう、今は永遠の十七歳などとフザけて言っている私にも、それよりも前の青春時代があった…。
その曲とともに青春気分が抜けきらないまま、いつの間にか仕事をするようになり、幾つかの仕事を渡り歩いてきた。
それぞれの場所で人との出逢いがあり、そこでの役割を果たしてきた(と思う)。
今の自分はどうだろう…
確かに、人に頼られることも多いが、その日その日に追われその軌跡には何も残らないのではないか…。
昔は良かったなどと、口が裂けても言いたくはないし、そんな寂しい人生を送っているつもりもない。
でも、あの頃手がけた仕事は、名は残らなくとも自分が生きた証が残せた。
多分、私が息絶えた後も、暫くの間ではあるかも知れないが、その証は残るのではないだろうか…。
まぁ、そう願いたいものである。
手がけた当時はそんな高尚な意識も欲もなく、ただひたすらそこに求められた最善の「それ」を構築するためだけに、時には夜明けまで無い経験と知恵を絞り、駆け抜けてきた。
今はどうだろう…
あの頃出逢ったお気に入りの曲とともに、電車に揺られながら ふ…と我に帰る。
痕に残せるような何かを始めなくては…
そう、今でもお気に入りのLove Songのように…
それにしてもトシとったよなぁ(笑)
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