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QUADERNO A5 (Gen. 2)

  COVID-19により自宅が主な勤務場所になってから丸2年が過ぎ、巷ではそろそろオフィスに戻りたい族が街に大手を振って這い出てき始めました。

いや、別にオフィスに出る事を悪く言うつもりはありませんし、ウチの職場もさまざまな経済活動も、外に出て行ったり各拠点で勤務している人達が頑張ってくれているからこそ成り立っているのですから、外に出ることが悪いことではないのは確かですが、特にオフィスに行ってまですることではない事を出て行く方がウヨウヨし始めたのは「何だかなぁ」感がですね。

そんな在宅メインの勤務を始めてから、一つ大きく変わったことがあります。
それはノートやメモを紙に書かなくなった事です。
いやこれまでもPCや電話を使って仕事をすることがメインだったため、あまり紙を利用することはなく、メモというよりも大きめの付箋に書く程度で、ノートは思考を整理する際にしか使うことはありませんでした。
しかし、そろそろオフィスに出ていくことも増え始め、今後オフィスの縮小を行う予定だということも分かり、オフィスに置いていた自分の荷物や紙媒体の物を整理する必要が出てきたのです。
これによりこれまで以上にオフィスにモノを置くスペースが少なくなり、これまで通り?在宅メインの勤務が進んでいくことが分かってきました。

そうなると通勤する際の持ち物を考え直す必要が出てきます。
以前一度、私の職場はフリーデスクと呼ばれる環境ではあったのですが、私が異動してきた部署は仕事柄固定席になっていました。その後オフィスが移転した後全ての席が固定席となり今に至る訳ですが、今後オフィスの縮小と同時にフリーデスク、可能であればいわゆるABW(Activity Based Working)を目指すようですので(私もそこに加担するのですが)、オッさんとしては率先して持ち物を減らす必要があります。
これまでオフィスに置きっ放しでも良かった物は「いつでも持ち歩ける」スタイルにしなければ仕事に支障が出ることもあると思われるため、これを機会にペン一本から見直すことにしました。

しかし実は東京に移動してくる前の拠点で私は、「ひとりフリーデスク」を実践していました。
社員の要望に応じて簡単なツールやシステムを作るような仕事をしている仕事柄、当時広い拠点の中で要望や要件を持ち込んでくる人たちの近くに居た方が、都合が良いことが多かったからです。
そのため、その頃自分に与えられたデスクにある荷物を全て整理し、引き出しの中も空に近い状態にして、通勤時に持ち歩くバッグにPCや周辺機器、そして筆記用具の他必要なものを詰め込んで社内をウロウロしては空いている席に座って仕事をしていたことがりました。
今はその頃とは違い、システムを作ることは非常に少なく「システムを使う」ことの方がメインではありますが、多分今後はまた業務の流れを最適化するため、そして次世代を育てるために「ノーコード/ローコード開発」を本格的に行おうと考えていますが、その話はまたいつかに取っておくこととしましょう。

 今回のオフィス縮小化に伴い、今までと同じで在宅メインに変わりはありませんが、オフィスやその他の場所に出ていくことも、おいおい増えてくるのではないかと考えています。というか増えます。
そうなってくると当然持ち物を考え直す必要が出てくるのですが、この中で私は「小さな持ち運べるオフィス」を再現していく必要があると考えました。まぁ、外回りの営業さんは当たり前のようにやっているとは思いますが。
私はそれもできるだけ紙を使わない方向で実現できないかと考えています。
通常、こういった事を実現しようとすると、現在であればPCをSurfaceのようなタブレットタイプにするとか、iPadのようなペンも使えるタプレットを導入する事を想像すると思います。
しかしそれって本来は、職場のIT部門や経営陣が全社的に検討して取り組むべきものであり、個人が費用を負担してまで整えるべき物事ではないと私は思っています。
それにセキュリティ面を考えると、便利になるとはいえ高性能なプライベート端末を持ち込むことは、システム開発・運用経験者である私自身が行ってはならないことだとも思っています。
このため、会社から貸与されるPCは替えがききませんので、PCはそのままでセキュリティ面でも問題が少なく解決できないか、これがスターする際の基本として考え始めました。

トシも50代ともなると、体力的に若い頃とは比べ物にならないくらい落ちています。(一生懸命体力維持に努めてはいますが、やはり...)
そう考えると通勤や移動の際、できるだけ荷物を減らす必要があります。しかし私は「これまで以上に便利にならなければ面白くない」のです。

実はこの2年の間に、眼鏡を遠近両用からJ!NS Switch(Link)に作り替えました。
これはバッグの中でスペースを占領するメガネケースを少しでも小さくしたいがためでした。
その後、筆記具とJ!NS Switchをバラバラで持っているとどちらかを忘れて出勤してしまうことがあったため、眼鏡ケースと筆記具を入れる筆入が一つになった製品(Link)を探して購入しました。この製品は良かったのですが、個人的にはもう少し強度と工夫が必要と感じたため、今後改良したものを自作できないかと考えています。
メガネもJ!NS Switchは老眼用のレンズを装着すると重く、またレンズが重なることから視界が暗くなるため、今後FLIP UPタイプ(Link)のものに変えていきたいと考えています。その際に老眼鏡が別になるため、ケース+筆記具入れの強化がマストと考えています。これは電話の中でスマートフォンや読書をする際、近眼用の眼鏡が邪魔になるからです。これまで遠近両用眼鏡も使ったことがありますが、使い勝手はよくなかったのです。

次に筆記具ですが、自宅にいる間は電話やWeb会議をしている間もヘッドセットを使っているため、ハンドフリー状態のためPCにキーボードを通じてメモができる環境にありますが、対面で打ち合わせなどをすることになるとそうはいきません。いやそうしている方も多くいますが、私は目のリアルに対面で打ち合わせをしている状態では集中できないタイプなのです。
しかし以前iPadとタッチペンを使っていたのに、今更ノートやメモ帳抱えてるなんて「面白くない」のです。以前持っていたiPadは外出しなくなった際、思い切って売り払い他の仕事用便利デバイスの購入資金に化けてしまい、今は手元にありません(笑)。
それにiPadは重い、おまけに便利すぎるため集中できないので嫌なのです(我儘ですねぇ)。
いや便利なのは良いじゃん!と言われそうですが、重さが気に入らないのです。
これがSurfaceでやる!となると1台のデバイスですから総重量は軽くなりますが、プライベートで購入して会社のPCと2台持って出勤すると結構な重さになるので「とにかく嫌」なのです。
以前、Surfaceも専用のペンと共に使ったことがありますので、その便利さはよく知っています。が自腹切って買って仕事に使うのはセキュリティ面でも「ダメ」なのです。

そんな感じで数ヶ月悩み、候補を絞り込みました。

E-Ink製品に拘った訳ですが、私は読書が好きです。
移動時や落ち着いて本を読む際は、液晶画面ではなく目が疲れにくいE-Ink端末で読むことが多いです。技術書などの参考書籍は紙媒体で購入し、書籍のまま利用しますが、小説などの読み物は全て自炊してKindleやスマートフォンで読んでいますが、お察しください老眼ですからねぇ...。
BOOXはAndroidベースなので、Amazonアプリを使えば本も買えますが、筆記具としての使い勝手は色んな情報を探してみる限りイマイチな印象です。
対してQUADERNOもAndroidベースのようですが、端末にAmazonアプリを入れたり使ったりすることはできませんので、本を読むとなるとPDF版だけになります。
このあたりでかな悩みました。
QUADERNOに決定した訳は、「全ての文書データはPDFで保存される」という点と「USBケーブル接続やWi-Fi接続、そしてBluetooth接続でスマートフォンやPCとの間でデータの同期が可能である」という点でした。
BOOXにメモしたデータは画像形式などに保存され、PDF化する際には別に作業が必要になります。QUADERNOは最初からPDF一択なのでデータを同期するだけで済むのは非常に楽です。
これに加え、PCと接続するとQUADERNOの画面がリアルタイムでPCの画面に表示可能な「スクリーンキャプチャー」機能があり、画面共有したい場合にも便利です(多分あまり使わないと思いますが)。
そして使ってみると分かりますが、「非常に軽い」そして「ペンの書き心地が良い」のです。
軽くペンを載せる+α程度でも書くことができます。使ってみてペン先の減りも私には気にするほどではなさそうな事が分かってきました。
以前、SurfaceやiPadに書き心地の良いフィルムと謳われた物を貼り、専用のペンを使って書いて使っていましたが、QUADERNOは単体でこれに匹敵するか上回るのではないかと思っています。
そして最新の製品は、ペンを充電する必要がないことも決め手になりました。
バッテリーの性能はというと、仕事の思考をまとめるために一日使いましたが、各無線機能をOFFにした状態で半分程度のバッテリー消費でした。
まぁ、使い倒してこれだけもてば十分ではないかと思っています。

ちなみにQUADERNOは解像度が良いため、見開き表示設定にしても私が持っているKindleよりも小説は読みやすく、今後電子書籍のメイン機はAmazonの電子書籍購入字以外ではQUADERNOで読むことになりそうです。

これからQUADERNOを自炊電子書籍端末、思考整理ノート、メモなどプライベート・仕事の両方に役立てられるようにしていきたいですね。
次は眼鏡とケース+筆入の改良です。

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