佐伯泰英 著 新・酔いどれ小籐次 21 雪見酒
読了
現代小説が全く売れず、廃業の危機に陥った事もある九州出身、今イチ推しの作家センセ。
一時、月刊佐伯と言われてる程面白い作品を数多く産み出し、熱海の惜櫟荘を買取り、大改修して少しペースを落としつつ、79歳になった今でも書き続けている。
御槍拝借にはじまり、次世代を育てる過程に入った今でもシリーズそのものに失速感は全くなく、基本を崩さず、しかし形を変えつつ飽きさせない逸品。
この方が書き続けるその作品を、いつまでも読み続けたいと思える方のお一方です。