2019年7月に死去された佐藤雅美センセの、シリーズ最後の作品ではないかと思います
多分、このシリーズは続編が途中まで執筆されていたとしてもどなたか熱烈なファンが引き継いで最後まで仕上げられ、それが発刊されるような事はないと思います。あるとそれはそれで面白いのでしょうけど
そう書くと、ナンだか私が某センセの遺作を馬鹿にしているように取れなくもないのですが、そんなことはありません
佐藤雅美作品は、作者がどのように調べられたのかは分かりませんが、よくこんなモンこんなところまで調べて作中に織り込めるモンだなぁ…と言うようなところまで遡って、それが今目の前で起きているかのように、それも時と場合によっては面白おかしく織り込まれていたりします
しかし喜劇作品は脚色されていてもなお、その時代背景はかなり正確に書かれているので面白くもあるけれど知らず知らずのうちに勉強にもなります
某センセの方はというと、こちらもかなり下調べが行われた上で執筆されてはいるのですが、そこで表現される方法が違います
時代背景やジャンルが違うという点だけでは語れないような気がしますが、このあたりはどちらも読んだことがある方でなければ感じられないのではないかと
だから読むコトは楽しいしやめられないんですよねぇ