大道さんにTAC(天王寺アップルクラブ)のメンバーに加えていただき、これまでWebでの定例会に何度か参加させていただいておりましたが、このご時世になる前にお会いしたことのある数名の方以外は、リモートでお会いしたことのない方ばかりでした。
まぁ、そもそも東京の本社に異動してから、出張もほぼ皆無に近い状態のため、プライベートで人とお会いする機会は、何かのイベントに参加させていただいた際に限られておりました。
これらは全て業務時間外でのおつきあいになりますので、利害関係もほぼなく、唯一と言って良いくらい楽しみな時間と出会いでもあったわけですが、COVID-19の影響でそれも叶わなくなってしまい、オフィスに行くストレスが激減するとともに、楽しみも激減してしまい、かなりのストレスに見舞われていたようで、今回お誘いいただいた時、何も考えずに「OK」していました。
今回、このTACの関東支部の芝さんにお声がけいただき、電器屋Walkerのパーソナリティのひとりでもあるタイジ君、ひまちゃんと共に、相模原の奥地?にある「青野原野呂ロッジ」に行ったのですが、私以外のメンバーは、皆さんソロキャンの準備万端で現地にお泊まりになられました。
元々田舎で育ち、以前は仕事柄山の中に入ることも少なくなかった私からすれば、日々数十階建てのビルに囲まれた都会の景色よりも、こちらの方が馴染みますねぇ。
話があちこち飛びますが、実は芝さん以外の「タイジ君」と「ひまちゃん」には、今回初めてリアルにお会いしました。と言っても、タイジ君はTwitterを始めた頃からのお付き合いになりますので、もう十数年になりますし、ひまちゃんはTAC定例会でお話しするようになって初めての「リアルひまちゃん」です。しかしそこはネットの世界の面白いところ、待ち合わせ場所でバラバラに集まったにも関わらず、タイジ君は少し離れた場所にいた私に気がついてくださり、手を振って合図してくれたので助かりました。
芝さんも合流して買い出し、そしてすぐに現地へ出発。
我が家のクルマは10年選手なうえに、ナビの更新もしていないので、日々変わっていく関東の道路には全くついてゆけず、自宅から待合場所、そして現地までのナビゲーションはiPhoneのGoogle Mapに頼り切りでした。iPhoneにambie TW-01の組み合わせでGoogle Mapの誘導は耳を塞ぐことなく快適に聞こえ快適です。(お使いの場合は、各自治体の法令に従ってくださいね)
現地に着くと、早速ひまちゃんの本領発揮です。
山ガールのひまちゃんは、場所取りの見極めも確かで、テント張りの手順というか、動きに無駄がなく、さすがとしか言いようがない。
芝さんは、朝受け取ったばかりで開梱してそのまま車に積み込んだという真新しいテントを、ジッと説明書と睨めっこしつつ、一人で黙々と組み立て上げ、そこにこれまで買い集めたさまざまなアイテムを取り付けていきます。
タイジ君も「こんなに?」と思えるほど豪華なアイテムを車から運び出し、賑やかに組み立て始めました。
途中、いろんな焚き火グッズが広げられ、火を起こしたり、ソーセージを焼いたり、ビールを呑みながらノンビリとしつつも、着々と「TACの集落」が出来上がっていく姿は、家族連れやカップルなど、すでに定住モードに入り始めた他のキャンパーとはまた違った楽しさがありました。夜になると、ここでもTACメンバーの他キャンパーとの違いが浮き彫りになります。
まず、3人それぞれ自前の照明器具をお持ちで、それみんな充電式LEDライトです。これが一人一台ではなく複数ずつ。そして予備の電源は皆、モバイルバッテリーではなく一人一台ポータブルバッテリーを持ち込み、電気毛布や電灯の充電に...。
この他、ガスで点くランプも...
外から見ると、この集落だけが異常に明るかっ他のに加え、他より楽しそうに見えたのは確かです。(いや実際楽しかったです)
某国で戦争が始まった際、次はいつ自由に食べられるようになるかわからなくなるかもと、ひまちゃんが購入したというイクラや雲丹まで出てくる超豪華な食事になっていく始末。
車を運転して帰る必要のある私は、この時ばかりは日本酒が呑みたくなりました。
しかしそうも言っていられないので、重い腰を上げ、残る皆さんに別れを告げてキャンプ場を後にしました。
行きは初めての道、初めてのメンバーということもあり、夢中で運転していましたが、帰りはまた全く別の景色に変身したワインディングロードを楽しみつつ、ポツポツと見えてくる街の明かりにストレスがかなり減ったことを実感しました。
オフィスには必要に応じて時々行けば十分ですが、こう言った息抜きは必要ですね。
キャンプ場の焚き火や他愛ない語らい、空いた夜のワインディングロードでのドライブ気分。
どれも東京というコンクリートジャングルと、他人を蹴落とす事ばかりの都会人たちとの付き合いの中で、すっかり忘れていたような気がします。
これでまた少し生きながらえたような気がすると共に、ドライブだけでもまた行くようにしたいと思いました。