和久田正明 著 はぐれ十左御用帳 07 家康の靴
読了
勧善懲悪のスカッとしそうで、そうでもないような、いやお色気が少し欲しいような面白い一作です。
松平定信の時代は、何だか今の日本経済を見ているかのような。
潔癖なのは良いのですが、それが行き過ぎて、経済が立ち行かなくなってる。
過去に、こんな良い手本があるのに、未だに政府と国内の企業はそれを繰り返そうとしている。
企業活動に経費削減は必要だが、Win Win、三方良しであるべきだと思うが、皆自分(自社)だけが良ければ、取引先が泣こうが叫ぼうがお構いなし…そんな取り組みが今でも当たり前のように進められている。
自分の首を絞めてるのに気がつかない、自分で自分の尻尾齧ってることに気がつかないってホワイトカラーはやはり優秀に見えて自分勝手なだけな人が多い...
そこに早く気付かないと。