前回までで、無事に初期値のみではありますが、Raspberry Pi本体へセットアップが完了しました。
ここからは、少しずつ面倒臭い設定を行なっていきます。
これを実施しておかないと、セキュリティ的に問題が残ったままの状態で使用することになったり、便利に使えなかったりします。
私自身が初心者なので、できるだけGUIを駆使してわかりやすく後に残していこうと思っています。
まずは、デフォルトのPiと言われるユーザーにパスワードを設定します。
以降は、当たり前ですが半角英数字で全て入力していきます。
WindowsのGUIの世界に慣れきった方の中には、アルファベットも全て全幅大文字どで入力する「おバカ」な人が多いのですが、コマンド入力は基本的に全て半角英数字で入力します。
画面には以下のように入力します。
sudo passwd root
ここで新しいパスワードを聞いてくるので、自身で決めたパスワードを入力します。
確認用のパスワードを再度入力して間違っていなければ、Piユーザーのパスワード設定は完了です。
確認用のパスワードを再度入力して間違っていなければ、Piユーザーのパスワード設定は完了です。
次に、Piユーザー以外のUserを追加します。
sudo adduser 追加したい新User名
これでUser自体は追加されましたが、今度はこのUserを先ほどのPiユーザーと同じ権限を持たせていきます。これを行わないと、Windowsでいうところの単なる一般ユーザーになるため、あまり面白いことができませんし、デフォルトのPiユーザーを削除することができません。
画面内に、以下のようなコマンドを入力してください。
sudo usermod -G pi,adm,dialout,cdrom,sudo,audio,video,plugdev,games,users,netdev,input,spi,gpio 新User名
新しく作成するUserのパスワードを入力・確認し、次に何やらUserの情報を入力するように求められてきます。何も入れたくない場合は、Enterキーを押していき、最後にyキーを押すと完了です。
次に、Userがグループに入っているのかを確認します。
$ groups newuse
$ groups newuse
pi Userの情報を新Userにコピーする
$ sudo cp -r /home/pi/* /home/newuser
pi Userの自動ログインを無効化するために、configファイルを修正します。
まずは、以下のようにコマンドを打ちます。
まずは、以下のようにコマンドを打ちます。
$ sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf
以下のように、autologin-user=piをコメントアウトします。
autologin-user=pi
# autologin-user=pi
コメントアウトしたら、ファイルをCtrl + Oで上書きします。
autologin-user=pi
# autologin-user=pi
コメントアウトしたら、ファイルをCtrl + Oで上書きします。
あとは、必要に応じてPiユーザーを削除してください。
piユーザーを削除せずに、名前を変更するという手法もあるようです。
piユーザーを削除せずに、名前を変更するという手法もあるようです。