スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

9月, 2011の投稿を表示しています

遅い夏休み 満願寺 -06- 夢の跡

北条氏のお墓を守る赤い蛙… 金剛力士像が納められたお堂も、そこかしこに綻びが見られ、中を覗くと中央に巨大な木像が堂々とした姿で立っていました。 目を凝らして中を見まわして見ると、両側には古くなって傷んだ木像らしきものが壁に立て掛けられており、ここにも哀しさが… お堂の前に広がる旧満願寺小学校運動場跡地 金剛力士像が納められたお堂の前は、旧満願寺小学校の運動場として利用されていて、木造階建ての小学校校舎があった頃は、校舎二階から運動場へ向かって渡り廊下があって、出てこれるようになっていたそうです。 今ではその小学校も廃校になったらしく、楽しかった夢の跡のように、跡地だけが何かを語りかけてくるようでした。 と言っても、あちこちに傷みは見られるものの、今でもこの女性のように満願寺周辺を整備されている方が居らっしゃいますので、こういった方々がここ北条氏のお墓と満願寺、そして八十八ヶ所を守り続けられて行くのではないかと思います。 いや、熊本は本っ当にアピールが下手だと痛感しつつ、女性と満願寺に挨拶をして、この地を後にしました。

遅い夏休み 満願寺 -05-

本堂の側には他にも北条氏を奉る石碑や座禅をして居る頂相などもあり、本堂の中を除いてココロの赴くままに、色々と撮影させて頂きました。 前回は、お寺の中だけしか見て回れなかったので、今回は本堂を出て少し山の方へも足を伸ばしてみました。 途中にある満願寺小学校跡地の上に、木造金剛力士像が奉られたお堂があり、そこへ行く途中には大小さまざまな仏像などが奉られていました。 木造金剛力士像が奉られたお堂の横で草むしりをされていた女性に挨拶をしながら、大小の石像がある理由を尋ねてみたところ、この満願寺の周辺だけで八十八ヶ所巡りを行う事ができるように仏像や石碑が奉られているため、手のひらサイズのものから金剛像サイズのものまでが奉られているとのことでした。(超略しています…) 確かによく見ると、参拝用と思われる山道や鳥居、石の階段など、満願寺と北条氏のお墓、金剛像周辺にはその名残りがそこかしこに見られます。 最近でも、願掛けにいらっしゃる方もおいでとのことで、ところどころに比較的最近収められたらしいおさい銭が仏像の前などにありました。

遅い夏休み 満願寺 -04-

小さいけれどガッシリとした格式のある感じの門をくぐるとチョット右手の奥に本堂と石像が出迎えてくださいます。 ちょうど門をくぐり抜けた時に、奥から「中の人」が出てらっしゃったので軽く会釈でご挨拶をすると、本堂の中は撮影しないでくださいね、と優しく一言…まあ特に深く考える事もなく、はい…と返事をして、中をウロウロと見学しながら写真を撮らせて頂きました。 格式のあるお寺といえども、参拝者も少ない場所です。 本堂は奇麗に手入れされていましたが、付近の石像や石碑は蜘蛛の巣やコケが生えており、現代人の信仰心のなさが伺い知れます。 まあ、私もそのうちの一人なのですけど… 別に私は信仰心があるワケではないのですが、構えは小さくとも、これだけ立派なお寺がこのような状態になっているのを目の当たりにすると、自然とココロが痛みます。 前回は魅かれて入ったものの、ロクにお参りもせずに帰ってしまったので、今回はチョットだけおさい銭を投げてお参りをさせて頂きました。

遅い夏休み 満願寺 -03-

満願寺川にかかる橋  とかナンとか言いつつも、ようやくこの場所" 満願寺 "に辿り着きました。 場所は南小国町の 満願寺温泉 のすぐそばにあります。 前回、ふ と気になって立ち寄った時に、立て看板に書いてある内容を読んでみたら、あの"北条家"の面々が奉られているではないですか… 熊本に居ながら何も知らないとは… まあ、それはいいとして、前回は何かに魅かれるような気がして橋を渡り中に入り、適当に写真を撮って来たのですが、写真をBlogにアップする事もなく時間だけが過ぎていってしまいました。 今回は前回とは違い、その魅かれる理由は何なのか、それとやはりもう一度写真を撮りに来てみたい…その思いでやってきたのです。 橋の向こうに見えるのが満願寺 橋の向こう正面に小さくも堂々と構えた入り口が待ちかまえています。 これが鎌倉幕府の執権、北条時頼氏の弟で鎮西奉行の東条時定氏が建立したと伝えられる満願寺です。 このすぐ隣に満願寺温泉があるのですが…

遅い夏休み 満願寺 -02-

バス停(小国町の外れ) いや、必ずもう一度行く!とココロに決めてから絶対に忘れない…と思ってたのも何処へやら…(笑) すっかり忘れていたその場所"満願寺"をようやく思い出し、iPhoneで場所を確認したところ、すぐそばまで来ていた事が分かってビックリ(オイオイ) それでもなおかつ途中下車してこんなものを撮るユルさも今回の目的… 前回仕事で色々あって、疲れてブラブラしてた時に偶然"満願寺"の前を通りかかり、フラッと立ち寄ったのですが、その時何故かココロの中で「もう一度来たい」と思っちゃったんです。それは何故なのか…つづく(オイオイ)

遅い夏休み 満願寺 -01-

ヒガンバナ(大津町) ナンだかんだ言いつつも、時間短縮という名の下に日々追われ続けている身の哀しきサラリーマンの私も、ちょっと遅い夏休みを頂いて参りました。 通勤でカメラを持ち歩く事がないため、ほとんどiPhoneでの撮影ばかりですが、本当はデジイチで撮りたい…そんな欲求と、ズーッと気になっていた例の場所へ行って参りました。 阿蘇ミルクロードで立ち止まる といっても、途中で停まりつつヒガンバナを撮影してしまったり、阿蘇のなんてことないこんな風景を撮影しながらブラブラと… 実は出発してこの阿蘇の風景を撮影した地点あたりにくるまで、いや、もうちょい先だったかなあ…目的地が何処だったのか忘れたまま走っていました(笑)