これまでambie (AM-TW01)とLinkBuds(WF-L900)の他、いろんなオープンイヤーヘッドセットを買って使ってきましたが、ambie(AM-TW01)は私の耳の形に合わないのか、装着しずらいうえにマスクの装・脱着の際に引っかかるため面倒くさくなり、仕方なく手放し(売り飛ばし)ました。決して嫌いになった訳ではないのですが...出番がないので仕方なく。
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AVIOT Openpiece M (TE-M1) |
実はその他にも手放したモノがあり、それらの売却益をあわせて以前から少し気になっていたヘッドセットを2製品購入しました。
今回はそのうちのひとつ、AVIOT Openpiece M(TE-M1)を数日使用してみた感想を...
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ケースに本体を収納 |
パッケージ(箱など)はambieやSONYなどの先行しているメーカー方が簡素化しているのにしっかりとデザインが行き届いているような気がします。このあたりAVIOTさんもそのうち追随してくださると良いですよね。期待しています。
手持ちのLinkBuds(WF-L900)と並べてみました。横幅はほぼ同じですが、奥行きは本体の全長が関係していることからかAVIOT Openpiece M(TE-M1)の方が大きいことがわかります。実はこの部分が装着した際に大きく関係してくるのは後から気が付くのですが...
AVIOT Openpiece M (TE-M1)とLinkBuds(WF-L900)の本体を両方取り出してみたところです。
これまで黒っぽい製品を使うことが多かったのですが、暗い道で落とした時のことを考えて、今回は白っぽい製品を購入しました。
そもそもことの発端は、COVID-19の影響で緊急事態宣言が発令され、在宅ワークを余儀なくされた後に運動不足になったことからメチャメチャ体力が落ち、仕方なく近所を散歩を始めたところにあります。
その散歩も最初の頃は渋々と言った感じで短距離だったのですが、昨年末頃から歩く距離をのばしたところ、みるみるうちに体重が落ちてポッこり出ていたお腹も引っ込み出し、コースも色々試しながら歩いていたら体力も戻りだして歩くという行為も少し楽しくなってきたのです。
ただ歩くだけなのは性に合わないため、基本的に歩いている時にはヘッドフォンを通じてPodcastやラジオ、音楽なんかを聴いています。
この時にANC搭載のものやインイヤータイプのものは周囲の音が聞こえにくいため、人や車が近づいてくるのに気が付かないこともあり、これまではambie (AM-TW01)やLinkBuds(WF-L900)、その他中華製のイヤーカフタイプの開放型を使うようにしていました。
しかし、ambie (AM-TW01)などイヤーカフタイプのヘッドフォンは、途中のコンビニなどに入りたい時にはマスクを装着する必要があり、店を出てマスクを取る時に引っかかってマスクがトレ中たり、マスクと一緒に外れて落ちそうになることもあり、面倒臭さを感じていました。
対してLinkBuds(WF-L900)はこの辺りは全く問題ないのですが、どのイヤーピースを装着しても私の耳の形状に合わないため、歩いている途中どうしても落ちそうになってきます。実際に室内で何度もポロっと落としたことがあるため、剥き出しの状態で装着して散歩に出ることはありませんでした。
これは寒さが厳しい日や風が強い日などには耳あてや耳まで隠れるニット帽を被ることで解消可能なことがわかってきて、LinkBuds(WF-L900)を装着する日は必ず耳あてかニット帽を被るようにしていました。
しかしこれから暖かくなってくると、帽子や耳あてを被ることがなくなってきます。
そこで汗をかく夏に向け、次のオープンイヤータイプのヘッドフォンを探すことにしました。
最初は中華製の安価なイヤーカフタイプ(S19)の後継機で良いかと考えていたのですが、マスクの件もあり、Webで色々探しているうちにAVIOTの2(Openpiece M(TE-M1)/S(TE-S1))製品(AVIOT Link)にいきあたりました。
LinkBuds(WF-L900)の価格(26,400円)と比較すると、AVIOTの2(Openpiece M(TE-M1)/S(TE-S1))は半分以下の11,900円/9,900円なので、同じレベルで音質を比較すると可哀想ですが、装着感の他に気になるのはやはりここしかないのですよね。
- LinkBuds(WF-L900)
- 音の感じ
抜けるような音と透明感のある音がすぐそばで鳴っているのに、周囲の音が違和感なく聞こえます。聞こえ方が非常に自然です。イヤフォンをしているというような感覚が全くないと言って良いくらいに自然に聞こえます。この辺はさらに高価格帯の商品と比べるとまた違うのでしょうが、そこはその価格帯のインイヤータイプの中で語っていれば良いのではないかと私は思っています。 - マイク性能
普通にマイクの前で喋っているかのような自然な音の拾い方です。
そもそもこの製品を購入したきっかけは、小型なオープンイヤータイプなのにマイク性能が抜群によかったからです。
昨年Clubhouseで皆さんとお話ししている際、ある方がの声がLinkBuds越しなのに普通のマイクの前で話しているのと遜色ないくらいクリアだったのに驚き、そこに参加していた方全員がその後LinkBudsを購入したということがありました。そんなことがあったということから何となく察していただけるかもしれません。 - 操作感
LinkBudsはコスパが悪そうという印象を持たれる方がいらっしゃるようですが、上記2点の他に、豊富な機能を兼ね備えています。
全てを上げることはできませんが、私が使っていて便利だなと感じたのはタッチ操作の点です。アプリを使ってタッチ操作の割り振りを変えることができますので、自分の好みに変更することができます。中・高価格帯の製品では当たり前ですが、かなり重宝しています。最近は1万円以下の製品でも搭載されてきましたね。
LinkBudsのタッチ操作は非常によく考えられていて、単に触っただけでは機能が働くことはありません。タップした際の振動に対して機能が働くため、冬の寒い時期に耳あてや帽子の上からタップしても、その振動がLinkBuds本体に伝わりさえすれば反応してくれます。これに気がついた時には本当に驚きました。
よくヘッドフォンのタッチ操作が触っただけで...と難癖のようなコメントついている商品レビューがありますが、そのような誤動作?がほぼありません。
タッチセンサー式とは少し違うと捉えていただいた方が良いと思います。 - バッテリー性能
LinkBudsの機能はかなり考えられたものだと思います。それにそれぞれの機能も完成度が高いので、バッテリー性能が良くない(通話利用で2時間程度)のはこれらの機能をフルに使おうとすると仕方のないことだと思います。
Web会議に使用するような場合、片耳ずつ充電しながら使用すれば良いだけですし、そもそも一日中装着したまま話をしたり、何らかの音楽などが流れたままの状態は非常に少ないと思います。
私自身、在宅ワークの時は一日中何らかのヘッドセットを装着して仕事をしていますが、そのような場合は別の製品を使用しています。
LinkBudsはあくまでもプライベート、それも一部を除いて室内用と割り切って使用しています。 - 装着感
今回の焦点はここなのですが、装着感は非常に軽くてつけてる感じがするかしないかのギリギリな感じです。
ただし、私の耳の形状が合わず、どのサイズのイヤーチップを試してもしばらくするとポロッと外れて落ちてしまいます。
10分程度もてば良い方だと思います。だから耳あてか帽子で落下防止が必要なのです。外れさえしなければ、一日中装着していてもあまり違和感はないと思います。 - AVIOT Openpiece M(TE-M1)
- 音の感じ
若干籠った感は否めませんが、聞こえは非常に良いです。
耳の外にイヤフォンがあることを自然に感じる程度の聞こえ方です。若干低音が強めなので、女性ボーカルの唄を聴くような時やPodcastやラジオなど人の声をメインに聴くような際には、同社のアプリを使ってイコライザーで調整するとマシになります。
LinkBudsと同じでボリュームが1/4や1/5以下でも十分に聴くことができるくらいです。
このあたりambie(AM-TW01)は外に出ると音量を上げないと聞こえ辛さを感じたので、この商品「AVIOT Openpiece M(TE-M1)」を買ってよかったと思います。
ただし、ボリュームに関してだけいうと、やはり耳の形状と年齢からくる聞こえる周波数の問題にある程度左右されるのではないかと思います。 - マイク性能
マイクブーム付きヘッドセットと比べると少し遠くで話しているような感じがしますが、十分に通話は可能です。
音質は若干マイク越しだな感はあります。
しかしこの価格で考えると、かなり良い方ではないかと思います。仕事で使用することになったとしても、私は問題ないと思えるレベルだと感じています。 - 操作感
LinkBudsと違いタッチセンサー式ですが、本体を全体的にシリコンカバーで覆っているため、クセさえつかめれば誤操作は防げるのではないかと思います。
まだ慣れないのと寒くて指の感覚がイマイチなので、何度か誤操作は経験しています。
LinkBudsと違い、耳あてや帽子の上からタップしても機能が働くことはありませんが、この製品をメインで使うのは暖かくなってからということを考えると、全く問題ないと思っています。
ただし、メーカー公式のAVIOT SOUND MEというアプリケーションの出来があまり良くないのと、今回購入したモノがアップデートできない個体だったために全ての機能が満足に使えていないことから、イコライザー機能など一部の簡単な機能しか試せていません。
タッチ操作はタッチしてからワンクッション置いてから反応するので、このあたりも交換品が届くまでコメントを控えたいと思います。 - バッテリー性能
比較すると可哀そうですが、LinkBudsよりも全然良いです。
ケースを持って出ないで装着したまま数時間外出しても問題ないですね。 - 装着感
装着感も軽く、若干ポロッと落ちそうな感じ何するのですが、ここ数日装着したまま1時間以上の散歩に出掛けて落ち着ことは1度もありませんでした。風の強い日にも同じように1時間程度の散歩で使用しましたが、これも結果は同じで落ちません。イメージ的に落ちそうな感じはするのですが「落ちない」んです。ここに惚れました。おまけに長時間装着していても私は違和感がほとんどありませんでした。 - 総評
最初に書いたように、価格が倍以上違う製品なので比較するのはナンセンスだと思いますが、本来私が比較したかったのは、長時間使用しても違和感がないこと、そして散歩の時に落ちにくいことをメインで考えています。
LinkBudsが私に耳の形状にマッチして落ちにくければ満足していたでしょうから、AVIOTに出会って購入することはなかったのではないかと思います。
しかし考え方の古いオジさん方に何も文句を言われず一日中装着したまま使っていいよと言われれば、私は迷わず「AVIOT Openpiece M(TE-M1)」を使うと思います。
音質の点は今後改善されてくると思いますし、アプリケーションも今後を見守るしかないと思います。100点満点とはいきませんが、この価格帯でこの機能はかなり高得点ではないかと満足しています。これから夏・秋までの散歩の良い相棒になりそうです。
一方、LinkBudsは落ちる心配をしなければなりませんし、某高級路線の骨伝導ヘッドセットは頭が痛くなってくる上に猫も杓子も骨伝導となった今では、できるだけ使いたくないというのが本音です。(まぁ、要するにひねくれてるんですよね)
それに加え最近は、オフィスでも在宅ワークでもWeb会議にはオンイヤー&マイクブーム付きのヘッドセットを使うようにしています。会議中は電話に出ることはありませんし、Web会議に関してだけ言うと音もマイクも安定した次第点なのではないかと考えるからです。
それに最近、社用でオンイヤー&マイクブーム付きのヘッドセットが配られたため、使わざるを得ないというのもあります。(一応、サラリーマンですからねぇ...)