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小泉八雲氏が使用していた机 |
保存状態の良いこの家から見える景色は、昔とは違っていても非常に創作意欲を掻き立てるイイ雰囲気を醸し出してくれています。
廊下の床板も当時のままの物を使用しているそうで、チョットだけこの机をお借りして、アンケートを記入させて頂きました。
(たいした内容は浮かびませんでしたが…)
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このような鶴の飾りが鴨居のアチコチにありました |
目の前にある鶴屋百貨店の「鶴屋」という屋号の由来がこの地にあった鶴屋敷からきているそうなので、ここに鶴が飛来していることだとすると、ロマンを感じずにはいられません。
しかし、この事は文献では残っているようなのですが、一般には公開されておらず、ネットで検索しても出てくる事は無いという事です。
だとすると、ハーン氏が当時この廊下から見ていた光景には、美しい鶴の舞いが映っていたのでしょうねえ…イイですねえ(笑)
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小さな縁側 |
中にはハーン氏の足跡や嘉納治五郎(言わずと知れた柔道の神様)との書簡、ハーン氏の少し後に熊本に滞在していた夏目漱石の足跡などが交えられてパネルや展示物で紹介されており、出版当初の「小泉八雲」や「ラフカディオ ハーン」としての書籍が展示されていました。
かなり古い物であるにも関わらず状態がよく、その当時の書籍(ハードカバー)が今と変わらない程度の出来栄えだったことが分かり、少し驚きました。
「かわや」も当時の資材をそのままで復元してあり(当然使用禁止ですが)今のスタイルとほとんど変わらないことが、これもまた驚きです。当時すでに小便器(木製)があったなんて初めて知りました。
まあ、大便器の方は当然「和式」ですけど(笑)
実はここで2時間近くいて、写真も400枚近く撮ってしまったのですが、オトナの事情によりお見せできない事になっています。(県の許可がいるんだとか…)
もったいないですよねえ…熊本市のWebPageを見てもこの程度の内容しか載っていません。
ホンっと熊本ってアピールが下手ですよねえ…この先も本気でこういった施設を保存していこうとするのであれば、税金や寄付金に頼るのではなく、保存会の方々ももっとWebなどを使ってアピールをしていき、もっと沢山の方に来場してもらって入場料である程度を賄えるようにしないと…
控え目がイイなんてもう時代遅れ、そのうち「事業仕分け」の中に巻き込まれないといいんですけどね…
他にも夏目漱石旧居や宮本武蔵…etc 歴史上有名な方の足跡がありますので、ちまちましてないで、みんなで協力してアピールしてちょー