TVドラマ化されたり、主人公らが歩いた道のりを辿る特番まで放映された作品です。
といっても、当時この番組を観た記憶はありませんので、機会があれば映像作品も観たいと思わせるくらい、原作は面白い作品でした。
主人公の一路は江戸育ちで、家業について何も教えてもらう間も無く親が亡くなり、いきなりその勤めにつき奮闘する...とまぁ、非常に簡単にすると面白くも何もないように思えますが、読んでみるとこれがなかなか(笑)。
たまたま古書店でみかけて、たまたま手に取ってみたら面白そうな気がしたので購入したのですが、長いこと自炊した積読フォルダの中に埋もれて忘れていました。
江戸末期の史実を織り交ぜながら、虚構の世界を作り上げられた作品というものは、作者が考えた頭の中の世界に引き込まれることになるため、面白い作品に当たると幸せな気分になれる気がしています。
機会があれば、この方の他の作品も読んでみたいと思わせるってすごいですよねぇ。