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耳を塞がないシリーズ SONY LinkBuds WF-900L/ambie AM-TW01

 


 COVID-19が発端となった緊急事態宣言後、在宅でのWeb会議や電話での通話が多くなったことから、耳を塞がないヘッドセットが注目されるようになりました。

そんなことになる以前から、骨伝導の製品を持っており使ってもいましたが、一日中装着したままだと孫悟空の緊箍児(こんこじ)のように頭の締め付けを感じるとともに、少しずつズリ落ちてきて耳に当たるため、苦痛を感じるようになってきました。

最初はネックスピーカーを取り寄せ、これは首にかけておくだけで非常に楽ですが、相手の音声が全て漏れてしまうため、窓を閉めている冬場は良いのですが、隣と近いため仕事上あまり外に漏れては困るような会話をする際には向きません。しかしこれはいまでも一番よく使っていたりします。

次にネットで色々調べてみたところ、ambieからイヤーカフタイプの物が何種類か販売されていることを知り、早速有線タイプを取り寄せて使ってみました。
これは音質が特に良いという訳ではありませんでしたが、耳を塞がずに通話ができ、線を繋ぎ変えればPCでも携帯電話でも使える点が重宝しました。
しかし、有線接続に煩わしさや不便さを感じるようになり、ambie AM-BT01を取り寄せて使ってみたところ、マルチポイントモードでも使えることが分かり試してみました。
製品自体はすごく良かったのですが、マイク位置の問題で厚着をして首周りが開いていない状態だと、自分の声を拾い辛いらしく声が聞き取りにくいと通話する相手に言われてしまいました。
一日中自宅で暖房をガンガン利かせながら仕事をしていても、職場から光熱費が支給される訳ではありませんので、冬場は厚着をして足元だけを温めながら仕事をしています。夏も当然エアコンはそんなに使えません。このためこれも常時利用は諦めざるを得ませんでした。
マルチポイント(2台同時接続)機能は非常に便利で、プライベート携帯と職場の携帯の両方を接続したままにできます。プライベート携帯から何らかの音楽を流し、職場の携帯が鳴ればそのまま受けることができます。しかし通話中に無駄に接続が切り替わる動作を繰り返し、耳元でそのシグナルが耳障りになることが多く、マルチポイントの設定も解除することにしました。

ちなみに他にもマルチポイント機能を持った製品を使ってみましたが、今のところ皆同じように無駄に接続切り替えのシグナルが鳴らない製品に出会ったことがありません。
もしかするともっと高額な商品であればマシな物もあるのかもしれませんが...。

そうこうするうちに、ambieからAM-TW01が発売され、飛びつくように取り寄せました。
これは完全ワイヤレスでイヤーカフタイプのため、ケースから取り出して耳に挟んでしまえば何のストレスもなく使えましたし、マイクを塞ぐこともなく使い勝手は非常に良かったのです。
しかしそのすぐ後、SONYからLinkBuds WF-900Lが発売されたのです。

いや、これは本当に衝撃でした。
ambie AM-TW01は耳元というよりも耳のすぐ外にスピーカーユニットなどがあり、そこから音が発せられるためユニットが小さく、通話や音声メインのラジオやPodcastを聴くには問題ないのですが、音楽をもう少し楽しみたいと思い始めると、少し物足りなさを感じるようになります。おまけにマイク性能もambie AM-TW01の比にならないくらい良いことがわかり、物欲を刺激されまくりました。
しかしこの2年の間に何台もヘッドセットを導入していたため、LinkBuds WF-900Lを購入するまで、かなり躊躇しました。

費用の面でもそうですが、今持っている製品を使いまわせばどうにかなりそうなことがわかっているため、余計に...。

しかしそろそろオフィスに出る機会も増えてきそうな感じになってきたので、メモやノートの環境を見直しておいた方が良いと感じて色々検討した結果、iPadではなく「QUADERNO(A5タイプ)」を買おうと決意してポチる際、一緒にカートに入ってしまいました。

QUADERNOから遅れること数日たった今日、ようやくLinkBuds WF-900Lが到着し使い始めた。いやすごく良いです。
音質の面からすると、オーバーイヤータイプやAppleのAirPotsシリーズの方が数段上なのは仕方ありませんが、何しろ耳に負担が少なく装着感を感じません。
その点はイヤーカフタイプのambie製品も良いのですが、耳に挟むタイプは体調によっては耳が痛く感じることがあります。
これは人によって耳の形状が違うため、装着してすぐに痛く感じる方もいらっしゃるのではないかと思いますが、幸い私の場合はそんなことはあまりありませんでした。
それにambie製品は落ちにくいです。私はLinkBudsよりもambieの方が落ちにくいと思っています。

とはいうものの、頭のカタいオジさん(私も十分オジさんですが)が多い職場だと、LinkBudsよりもambieの方が目立ちにくく受け入れられ易そうな気がするため、在宅勤務時や職場ではambie AM-TW01を使用していこうと思っています。
ambie AM-TW01の着せ替え用カバー(別売1,900円)には肌の色に近いLatteというカラーがあり、これを装着すれば目立ちにくいと考えていたりしてます。
そう、LinkBudsはプライベート専用とし、ambieを仕事用として使い分けるため、購入しちゃったのでした。(単なる言い訳ですね)

余談ですが、耳を塞がないタイプの製品は、スマートフォンをカーナビ代わりにに使用する際にも威力を発揮します。
Google Mapなどをナビ代わりにすると、右左折の際などに指示を出してくれます。この時の指示が非常に聞き取りやすくて重宝します。我が家の車は10年選手でナビのデータも更新していないため、頻繁に道路状況や街並みが変わる都会では使い物にならないことが多々あります。このため初めて行く場所はスマートフォンをナビ代わりにして使うことが多いのですが、画面を注視する訳にもいかないため、耳だけが頼りになります。
かといって運転中は外の音も聞こえない状態だと道交法違反になるだけでなく、事故につながるため、こういった耳を塞がないタイプのイヤフォンは重要有なアイテムになってきます。
ただし、お住まいの地域によってはこういった製品でさえ違反になる場合もありますので、お使いになる方は十分お気をつけください。

これでしばらく耳を塞がないシリーズヘッドフォンの旅は休めそうです(笑)。

◆参考URL


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