COVID-19の影響なのか、彼の国の大臣がテクノロジーに強く、我が国はその足元にも及ばず、だからそのためにはプログラミング教育は必要だ、そう言う意見はあるかと思います。
これはある意味当たっている部分もあるでしょうし、そうでない意味も含まれていると言うことに、多くの方は気がついていないのではと私は考えています。
私自身、今の職場でこのような仕事に携わる前までは、普通のちょっとパソコンが好きで自分で何かを調べる程度の人間でしたから、そう言う教育を受けることができれば何らかの役に立つのではないかと思っていますし、実際に運良くそちらの教育を受ける機会に恵まれ、今に至っているため、その必要性は何も知らない方に比べれば、少しだけ多く「理解できる」機会に恵まれたのではないかと思います。
しかし、プログラミングを習ったからと言って、全ての子供たちがプログラマーやテクノロジーに関係するような仕事に携わることにはならないでしょうし、世の中はテクノロジーだけで成り立っているわけではありません。
1次・2次産業に携わる方がいらっしゃるので、我々は食料に困ることがないのですし、それらを運搬する方、調理する方、販売する方などいらっしゃるので、お店に行った際にお金を支払うことで口に入れることができる。
そのさまざまな過程の中で、物事を整理して上手く回していく必要があります。これらのことを考える際にも、プログラミング教育は役立つのではないかと私は思っています。
え?、どこにそんなことが役立つのか?そう思われる方は大勢いらっしゃるのではないかと思いますが、実はそう疑問を抱いた方にこそ、こう言った教育が必要なのではないかと思います。
コンピュータプログラムは、各プログラム言語で記載された通りのことを「素早く・正確に・自動的に」行うことが目的のものが多いのです。RPAと言われるものの主な目的もそうです
中にはそうではないものもありますが、今回その部分は忘れてください。
現在、自分たちが手作業で行っていることを自動化する場合、物事を整理・分解し、「分岐作業」や「繰り返し作業」に置き換えることが必要です。
そこで物事を整理して切り分け、問題点を洗い出す力が必要になってきます。
こう言ったことは、社会生活を営む中で、仕事を行っていく中でも必ずと言って良いほど必要になってきます。
しかし、多くの現代人はこの整理・分解ができないため、全てを丸投げするような仕事を行われる事態に陥るのです。
口がうまければ、売り上げが上がれば営業職は全てだ、そうおっしゃられる方もいらっしゃいますが、実際には彼らも自分自身が知らない間に、これらのことを行っているからこそ多くの受注や発注、社内への仕事の分担が行えているのです。
これが行えない方は、媚びへつらい出世していくような「機会に恵まれた?」方を除き、仕事にただ追われるだけのの日々、昔で言う流れ作業のようなことだけをこなしていくしかないのです。
テクノロジーだけでは生きては行けませんが、考える力を養うためにも教育と言うものは必要ではないかと思います。
語学も同じように、考えたことを世界に発信できる機会を得ると言う意味で、これからもっと必要になってくる(いや既にそうなのですが)のです、が私は語学が...orz