宇江佐真理 著 富子すきすき
読了
赤穂浪士に討たれた、吉良上野介の奥方である「富子」の苦悩を描いた逸品のほか、五編を収めた一冊です。
見る方の方角が変わると、見える景色が全く違う、吉良氏の地元は別として、その多くは赤穂側の視点で「忠臣」や「武勇伝」として描かれていることが多い中、この作品はその視点をさらに別の角度、吉良氏の奥方である「富子」さんの視線と思考から捉えた、非常に面白い作品だと思います。
そこから見える景色や思考は、これまでの「忠臣蔵」で語られてきた「軽薄」な物語ではなく、またく違う面白さを訴えてきます。
面白いと思う内容は人それぞれではありますが、その多くは片側からだけしか捉えられていないことが多いため、受け取る方はさらに偏向的な思考の方が多いと、そこからさらに思考が偏りがちです。
いわゆる「忠臣蔵」は私も好きで様々な役者さんが演じられた映像作品や本を拝見してきましたが、この作品は眼から鱗ですねぇ。
いやはや、短編であるがゆえにいろいろ詰まっていていますねぇ。
以前からeraku G2を在宅勤務の際に使っていたのですが、これは骨伝導ではなくフツーに小型スピーカーが耳元にある感じで、装着する場所をズラすと聞こえなくなる「親切設計」でした。(骨伝導ちゃうやん) そこでCOVID-19が少し落ち着いてオフィスへ出勤することが増えた頃、持ち運びのことも考えTRUEREEO1を購入して使用するようになりました。 しかしTRUEREEO1マイクブームがないため、相手に聞こえづらいだろうと思い少し声を張って話すようにすることがあり、年とともに声が出づらくなってきたこともありストレスを感じるようになってきました。 そこで壊れにくそうでマイクブーム付きの比較的安価な製品を探し続けていたのです。 当然マルチポイント接続が私の中ではマストなため、格安の製品では対応していないことも多いのですが、自腹で仕事用の機材を購入するのに消耗品と思っているので、某有名骨伝導ヘッドセットは高いので避けたい。 そんな中この製品を見つけたのですが、価格が若干気に入らなかったので、以前から安くなる時期をチェックしていました。 今回、たまたま購入する際に5千円程度値引きされるクーポンがあることに気がつき、めでたく1万円を切る価格で購入することができたのです。 到着後、早速開封すると... そこには本体が入っているだけです。 いやこれマジで箱が頑丈な以外は超簡易包装ですね。 梱包材すらなく平らな底があるだけで、あるイミ潔いです。 底を剥ぐとペライチのユーザーガイドの他、USB Type-A to USB Type-Cの充電ケーブルと、100均に売っていそうな耳栓がひと組入っていました。 某高級骨伝導ヘッドセットにも耳栓がついていましたが、あちらはもう少しマシだった気がします。まあ別に使うつもりはないので気にしませんけど。 本体を充電する際は、ちょっと硬めのシリコンの蓋を開け、充電ケーブルのUSB Type-C端子を無理やり突っ込む感じです。 シリコン製の蓋が取れてしまっても最近は社外品の蓋が販売されているので困ることはないですし、この手の商品は中古で売れるもんでもないため、ある意味消耗品扱いです。 ちなみに充電ケーブルを挿しても何かのランプが点灯するワケでもなく、充電しているのか完了したのか全く分からず、とりあえず手持ちのiPhoneに接続してバッテリー残量...