今回は、デフォルトではHDMI経由で音声が出力されている設定を、ミニピンジャックへ出力先を変更する設定を行なっていきます。
こうるすることにより、モニターの電源をOFFにしてもRaspberry Piの音が出力できるようになります。
あちこちWeb上を探してみたところ、Raspberry Piはミニピンジャックにヘッドフォンなどのピンを挿すと、音声出力先を自動的に変更してくれるような設定がデフォルトにもできそうなのですが、これはコマンドライン入力によるもののようですし、バージョンが変わってくるとこのあたりも、もう少し便利な方向へ変わってくるのではと思います。
とにかく今回は、出力先をHDMIではなくミニピンジャックに指定していくことがミッションです。
いつものことですが、コマンド入力で実施するのは嫌いですし極力避けていきたいので、できるだけGUIの操作で実施していきます。
画面左上にある、LXTerminalをクリックしてコマンド入力が可能な状態にします。
次のコマンドをコマンドラインに入力し、raspi-configの画面を起動します。
sudo raspi-config
表示された設定画面から、キーボードの矢印キー操作で以下の項目を選択してEnterキーを押下します。
1 System Options Configure system settings
参考にさせていただいたBlogでは、ラズベリーパイ財団の公式ドキュメントを日本語訳していただいていたものでしたが、多分バージョンが上がった際などに、設定項目が変わったのではないかと思います。
このため、ここにたどり着くまでにあちこち触って見つけたのがこの項目です。
このため、ここにたどり着くまでにあちこち触って見つけたのがこの項目です。
次に表示された設定画面から、キーボードの矢印キー操作で以下の項目を選択してEnterキーを押下します。
S2 Audio Select audio out through HDMI or 3.5mm jack
これで次の画面が表示されます。
デフォルトの状態では、0 HDMIが選択されているため、これを1 Headphonesに変更して、左右の矢印キーを操作し、了解を選択している状態でEnterキーを押下します。最初の設定画面に戻ってきますので、左右の矢印キーでを操作してFinishを選択した状態でEnterキーを押下します。
これでHDMI経由で接続したしたモニターではなく、ミニピンジャックへ接続したスピーカーなどオーディオ設備から音が出力されるようになります。
最後にRaspberry Piを再起動も、忘れずに実施します。
今回、参考にさせて頂いたのは、五十嵐システムズさんのRaspberry Pi公式ドキュメントを日本語訳され、公開されていたものになります。(Link)
この記事がなかったら、もしかすると全てコマンド入力のみで設定しなければいけなかったのではと考えると、感謝しかないですねぇ。